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自然住宅コラム

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国産材・無垢材の話(9)~無垢材の品質基準

2012年5月21日


■「JAS規格」と「無等級」

 木材は野菜と同様、工業品ではなく、農林産物です。そのため木の育った場所や個々の性質などにより、一本一本の品質が異なります。それらを、客観的に評価し、建物に求められる性能を満たすために、一定の品質基準が定められています。特に建物の耐震性能が求められている昨今では、構造材の品質基準は重要視されてきています。

 現在、もっとも一般的な基準は「日本農林規格(JAS)規格」です。その中で無垢材の構造材の規格は、木材面の品質を目視で評価する「目視等級区分」、強度を機械で計測する「機械等級区分」に区分され、さらには寸法、乾燥等の基準で細分化されています。

 このように無垢材はJAS規格で細かく区別されてはいるものの、実際に流通している木材の主流は、JAS規格で区分が行われていない「無等級材」という木材であるのが実情です。これは、JASの区分を行える認定製材所がまだ少ないことや、公共事業向けを除いて建物に使用する木材にJAS認定材の使用が義務付けられていないこと、市場でもJAS材と無等級材が変わらぬ価格で取引されているなどといった要因が挙げられます。

 一方で、建物を建てる際のルールである「建築基準法」では樹種ごとに基準となる強度を定め、JAS材から無等級材まで区別なく扱われています。そのため、きちんとした建物の構造計算に基づけば無等級材だからと言って強度が劣るということにはならず、むやみに無等級材を避ける必要はありません。ただし、より客観的に品質を評価できるJAS規格がもっとひろまっていくことは、合板や集成材と競って無垢材がシェアを広げていく上では重要なことといえるでしょう。なお、大地を守る会の自然住宅チームでは、より品質の良い家づくりに取り組み、JAS認定材を自らも取り扱っています。

※余談となりますが、木材には「特一等、小節、上小節、無節」などの分類もあり、これは見た目の節の多い少ないを表した等級です。「小節・上小節・無節」はJASの造作用製材の品質基準。「特一等」は節が目立つため、一般に構造材用の「並材」として扱われ、区分は公的なものではありません。「特一等」というと最上位のような印象を受けますが、「並材のなかで最上位」という意味です。


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