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2011年12月9日更新
大地を守る会の放射能測定は、4つの方法にて実施しています。ここでは、放射能検査体制の詳細をご紹介します。


放射能測定検査その1
「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ」により、
青果物全品目の検査を実施


毎日の入荷検品時に、全生産者・全品目別にスクリーニング検査を行ないます。

 青果物全品目は、入荷検品時に「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ」によるスクリーニング検査を毎日実施しています。 「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ」とは、簡易測定器である「ガイガーカウンター」より、感度が高く、核種(ヨウ素・セシウムなどの放射性物質の種類)は特定できませんが、放射線(ガンマ線)量が測定できます。  測定した数値(カウント数)から環境中(空気中)の数値を差し引いて割り出した、放射線(ガンマ線)量を国の暫定基準値にある核種(ヨウ素・セシウム)の換算係数に当てはめて換算しています。

「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ」(キャンベラジャパン㈱ 参考価格100万円/台)。放射線(ガンマ線)量が測定できる高感度測定器。

「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ」による具体的な測定方法

入荷した野菜を全生産者・全品目ごとに測定

測定器は野菜に密着させて測定

「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ」を使った放射線測定は、測定する検体(野菜)と、測定器の距離が非常に重要になります。そのため、測定精度を高めるために、測定器を野菜に直接つけて測定します。ジャガイモなど測定器の先端を埋めることが出来る野菜は、野菜の中に先端部分を埋めて測定します。
 測定器の先端についたビニールは、土付きの野菜を測定する際に、前に測定した野菜の土が付着するのを防ぐためです。ガンマ線はビニールを通るので、数値に誤差は生じません。

単体ではなく、箱ごと測定するほうが正確

「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ」は、検体(野菜)の測定器との距離だけでなく重量が多いほど正確に測定することができます。そのため、野菜は抜き出して単体で測定せず、箱ごと(より多くの)、さらに野菜に密着させて測定します。

ガイガーカウンターでは大まかな測定しかできません

「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ」は、筒状の"シンチレーション部分"を外すとガイガーカウンターとして機能しますが、空気中の環境値に左右されやすいガイガーカウンターでは、検体の正確な数値を測定することはできません。

青果品は毎日、全品の検査をしていますが、これまで高い数値を計測したことはありません。

放射能測定検査その2
高精度検査機器「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」による測定を実施。
放射能不検出を確認した商品のみお届け


下記の商品は、放射能不検出を確認した上でお届けしています。

※検出限界値未満を放射能不検出と表記しています。放射性セシウム134、137および放射性ヨウ素131の核種の検出限界が概ね10ベクレル/kgです。

◆「短角牛」と「仙台黒豚会の豚肉」全品

大地を守る会では、短角牛と仙台黒豚会の豚肉は冷凍保管せず、都度、屠畜・加工しています。短角牛は1頭ずつの買い付けため、「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」を使用して全頭(1頭ずつ)検査を実施します。仙台黒豚会の豚肉は、入荷検品時に「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」を使用して、全生産者ごとに抜き取り検査を実施します。短角牛と仙台黒豚会の豚肉のいずれも、検出限界値(概ね10ベクレル/㎏)以下であることを確認してお届けします。

◆「子どもたちへの安心野菜セット」、季節の野菜・くだものセット「ベジタ」

できるだけ安心なものを子どもに食べさせてあげたいという子育て世代の要望に応えるために生まれた「子どもたちへの安心野菜セット」は、北海道と、甲信越(新潟・長野・山梨)、愛知以西の産地からの野菜を7~8品詰め合わせてお届けします。
季節の野菜・くだものセット「ベジタ」は、珍しい野菜や出始めの野菜、くだものなどが入ることもある楽しいセットです。
核種ごとの分析が可能な高精度検査機器「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」(EMFジャパン社 参考価格300万円/台)による放射能測定をし、検出限界値(核種ごと概ね10ベクレル/㎏)以下であることを事前確認したものをセットしています。

「子どもたちへの安心野菜セット」、「ベジタ」の
ご注文は以下です。


不検出確認済みの最新情報を、 大地を守る会のウェブストア  大地を守る会の会員専用サイト 
にて紹介しています。
毎週約400品目の放射能不検出商品が確認できます。是非、お買い物の際にお役立て下さい。
検出限界値未満を放射能不検出と表記しています。放射性セシウム134、137および放射性ヨウ素131の核種の検出限界が概ね10ベクレル/kgです。
会員専用サイトは会員の方のみ閲覧できるページとなります。


「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」による具体的な測定方法

「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」は、核種ごとの分析が可能な高精度検査機器で、外部機関「放射能汚染食品測定室」と同程度の機器です。大地を守る会では、同機器を4台使用し、「子どもたちへの安心野菜セット」を中心に、多くの商品の自主検査を進めています 。

検体はなるべく細かくしてケース入れる

「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」での検査では、検体の重量と密度が重要であるため、なるべく細かく野菜を刻みケースに入れます。「子どもたちへの安心野菜セット」では、出荷前に生産者からサンプルを取り寄せ、すべての品目を検査。同じく、短角牛は全頭検査、仙台黒豚会の豚は、入荷の度に全生産者ごとの抜き取り検査を行なっています。

 ①細かく刻んだ検体(肉)は、隙間のないように測定ケースに詰め込みます。

 ②精肉の測定では、330g以上の検体を必要とするため、重量を計ってから測定します。

 ③環境値の影響を受けないよう、鉛シールド(厚さ50mmの鉛+厚さ3mmの無酸素銅)で覆われた「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」を使用して測定します。

1検体2~10時間の検査を経て出荷

「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」での検査は、1検体2~10時間の検査を実施しています。「子どもたちへの安心野菜セット」では、北海道または、九州など甲信越以西の産地は2時間の検査。甲信越(新潟、長野、山梨)の一部産地では、より精度を高めるため10時間の検査を行なっています。

 「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」は、鉛シールド(厚さ50mmの鉛+厚さ3mmの無酸素銅)の利用で環境値の影響を1/10程度に減らし高感度な測定が可能です。

 大地を守る会では「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」を4台用意し、毎日検査を実施。

放射能測定検査その3
超高精度検査機器「ゲルマニウム半導体検出器」を使用し、
子どもが食べる頻度が高いと想定される商品の重点検査を実施。
検出限界値は、放射性ヨウ素131、放射性セシウム134、137が
それぞれ概ね3ベクレル/kg。


検出限界値を下げ、検査時間の短縮が可能な「ゲルマニウム半導体検出器」の導入により、より多くの商品の超高精度検査が可能に

 「ゲルマニウム半導体検出器」(キャンベラ社 参考価格1,500万円/台)は、放射性ヨウ素131、放射性セシウム134、137の核種が確定でき、検出限界値概ね3ベクレル/kgを実現する超高精度検査機器です。また検査時間も、検出限界値を低く抑えつつ10~20分と短く、より多くの商品を超高精度検査することができます。


子どもが食べる頻度が高いと想定される商品に「ゲルマニウム半導体検出器」を使用

とくに放射能による影響が強いとされる子どもがたくさん食べるものを優先して測定します。また、放射能測定検査その2にある、「子どもたちへの安心野菜セット」のほか、「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」で測定した商品についても、数値が検出された場合は、クロスチェックとして「ゲルマニウム半導体検出器」を使用します。

検査対象:2011年産の米、牛乳、ミネラルウォーター、ベビーフード。

※検査対象品目は順次増やしていきます。

 牛乳の測定の様子。検体は2リットルの検査容器に入れて検査。

 主食であるお米は、2011年産の新米を全産地ごとに検査します。

 測定値は検出器に接続されたモニターに表示され、24時間体制で検査を行なっています。

 厚さ10cmの鉛+5mmの無酸素銅とアクリル板でできた扉。この分厚い鉛面で検体を6面覆い、環境値の影響から遮断。機器全体の重量は2tになる。


放射能測定検査その4
外部機関へ依頼し、サンプリング測定した数値結果を公開


その1、その2、その3でご紹介した放射能自主測定のほか、外部機関の「放射能汚染食品測定室」などに依頼してサンプリング測定した結果を「測定数値公開について」にて、数値を公開します。
国の暫定規制値以下の品目、過去に出荷制限した品目についても、正しく数値を公表する姿勢を貫きます。サンプリング測定は、今後も頻度を保ち、週に1回公開できるよう努めます。

測定数値公開についてはこちら 
放射能測定体制のQ&Aはこちら 






西日本・北海道の野菜を集めた「子どもたちへの安心野菜セット」の販売を開始します。

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